日本ライト級タイトルマッチが９日、後楽園ホールで行われ、王者の加藤善孝（角海老宝石）が同級１位の川瀬昭二（松田）を５回２分53秒ＴＫＯで下し３度目の防衛に成功した。

　パワーで勝る加藤は２回に右フックで川瀬にダメージを与えると、４回に右ストレートで最初のダウンを奪った。この回、右のカウンターで２度目のダウン。詰めの甘さからこのチャンスは逸したが、５回に川瀬の打ち終わりに右フックを合わせ、挑戦者がゆっくりと沈んだところでレフェリーが試合を止めた。

　加藤はジャブが出ているときはリズムが出る。川瀬は手数を出して闘志を見せたものの、チャンスを作ることはできなかった。

◇149Ｐ契約８回戦
高山樹延（角海老宝石）［3回1分47秒ＴＫＯ］ペッチトンチャイ・シリモンコンジム（タイ）

◇バンタム級６回戦
久保賢司（角海老宝石）［3－0（60－54、60－55、59－55）］ノルディ・マナカネ（インドネシア）
　元キックボクシング世界王者のデビュー戦。亀田興毅に世界挑戦したことのあるマネカネに対し、久保は序盤から積極的なボクシングを展開。ときにパンチを食らう場面はあったが、得意だという左ボディブローを連発して大勝した。

◇フェザー級８回戦
緒方勇希（角海老宝石）［3－0（77－76、78－76、77－75）］平山悦久（ワタナベ）

◇フェザー級８回戦
関豪介（角海老宝石）［ドロー1－0（77－76、76－76×２）］高橋謙太（協栄）
◇Ｓ・バンタム級８回戦
久永志則（角海老宝石）［2回1分31秒ＴＫＯ］太田ユージ（ヨネクラ）