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亀海、シルバと分のいいドロー

2012年10月7日 17時32分

 6日夜(日本時間7日)、リナレスと同じく米サクラメントに登場したWBC世界S・ライト級7位亀海喜寛(帝拳)は、メインのウェルター級10回戦でホルへ・シルバ(メキシコ)と激戦を展開した末、結果は引き分けに終わった。

 初回はシルバ(20)の左アッパーで亀海がグラつく波乱のスタート。それでも昨年に続く米国2戦目の亀海は重厚なアタックでメキシカンをロープへ追い込む。パンチをもらうたびに「効いていない」という仕種を見せるシルバは6回終了間際、左右を痛打。上体が大きく揺れた亀海は抱き着いてダウンを回避する。ペースがメキシコ人に傾きかけたが、亀海は闘争心をあらわにしてシルバに対抗。最終的に手数と有効打で相手を上回ったかに見えたが、スコアは96-94、95-95、95-95のドローだった。

 全米に放送された試合で、旺盛なファイティングスピリットと実力を披露した亀海(29)は本場ファンに存在をアピールしたと言えそうだ。

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