7月23日後楽園ホールの「第38回ファイティング・スピリットシリーズ&ダイナミックグローブ」で、日本ライト級王者の加藤善孝（角海老宝石）が同級7位の斉藤司（三谷大和S）を迎えて7度目の防衛戦を行うことが決まった。

　加藤は1月に中谷正義（井岡）に敗れ、東洋太平洋同級タイトルを失ったものの、4月30日に鈴木悠平（真正）を7回TKOで下して日本タイトル6度目の防衛に成功。V7戦で斉藤を迎え撃つことになった。

　斉藤は19勝14KO2敗の23歳。10代だった07年に全日本フェザー級新人王を獲得し、12年にはWBCユース・ライト級ユースのベルトも巻いている。好戦的かつバランスのとれたボクサーファイターで、27勝8KO5敗1分とキャリアのある29歳の加藤と熱戦が期待できそうだ。

　なお当日のメインイベントはWBCライト級7位の荒川仁人（八王子中屋）が再起戦で元日本ライト級王者の近藤明広（一力）と激突。ライト級のトップ選手4人が競演する興行となった。また元日本・東洋太平洋ミドル級王者の淵上誠（八王子中屋）も出場する（対戦相手未定）。