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ラモス-リゴンドウ戦入札 トップランクが勝利

2011年10月11日 17時07分

 パナマのWBA本部で10日(現地時間)行われたタイトル戦の入札で、WBA世界S・バンタム級戦は暫定王者ギエルモ・リゴンドウ(キューバ)を擁するトップランク社が興行権を獲得した。
 入札の出席者はトップランク社のカール・モレッティ副社長のみ。対抗馬はなく、12万6千ドルで落札した。
 あっけない結果になったが、米国メディアによると、事は単純ではないらしい。当初この一戦は、トップランク社が主催するコット-マルガリート戦(12月3日、ニューヨークMSG)のアンダーカードで行われる予定だった。しかし正規王者リコ・ラモス(米)のグーセン・プロモーターとヘイモン・マネジャーは、今回の落札額の約2倍にあたる22万5千ドルをラモス一人に支払うとほのめかして、独自の興行を行うことを主張。入札に持ち込まれた。
 だが、この“戦略”は逆効果となった。ラモス陣営に資金の裏づけはなく、入札を放棄することに。このままだとラモスの取り分は7万ドル、リゴンドウは5万6千ドルとなる見込み。トップランク社によると、試合は12月17日か来年1月10日、アメリカ国内で挙行されるという。
 同じく行われたWBAウェルター級戦の入札は王者ヴァチェスラフ・センチェンコ(ウクライナ)側が1位ブラッド・ソロモン(米)に勝利。金額は110万ドルだった。

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