アマチュアの逸材中山聖也が大橋ジムからプロ転向

大橋ジムは28日に会見を開き、アマチュアの逸材中山聖也(19歳)のプロ転向を発表した。

大橋ジムからプロ転向する中山聖也

福岡出身の中山は兄の颯太、鉱一とともにアマチュア界で有名な「中山3兄弟」の末っ子。東福岡高校で全国大会5度優勝(インターハイは3連覇)。2人の兄に続き駒澤大学に進学した昨年も国体を制し、全日本選手権は準優勝ながらこれは左拳を痛めて決勝戦を棄権したものだった。28年のロサンゼルス五輪を目指していたが、採用階級が自身のベストウェイト(フライ級)に合わず、大学を1年で中退してプロ入りに舵を切った。

大橋ジムからのプロ転向を直訴された大橋秀行会長は「大学を卒業してから」と勧めたものの、聖也本人の思いは強く、受け入れることとなった。その後、ジムで片岡雷斗とのスパーリングを見た大橋会長は「世界チャンピオンは間違いないと思った」と聖也の素質の高さに目を丸くしたという。ちなみに聖也は小中学校で藤木勇我と1勝1敗、片岡雷斗とも高校を含め5度戦っている。同い年の2人と同じ大橋ジム所属となった聖也は「切磋琢磨して、世界チャンピオンを目指したい」と意気込んだ。

「井上尚弥さんがいるし、最高の環境でやれると思いました」と聖也は大橋ジムを選んだ理由を明かした。

アマチュア出身ホープがひしめく大橋ジムに新加入した

アマチュア通算57勝30KO1敗、強打のサウスポー。それも一発の威力を秘めるパンチャー型で、この点は「自分の魅力」(聖也)、「プロ向き」(大橋会長)と大きな武器だ。身長は171センチで、これからまた階級は上げていくだろうが、中谷潤人に似たスタイルだと自他ともに認める。ほかに同じサウスポーのシャクール・スティーブンソン(米)の「前の手の使い方」(聖也)を参考にしているという。あこがれはジムの大先輩となる「井上尚弥さんと拓真さん」とのことだ。

大橋会長によると、6月10日のジム主催興行(メインは藤木のプロデビュー戦)で公開プロテストを行う。実技試験の相手は日本L・フライ級ユース王者の末國龍汰(ライオンズ)が務める予定。デビュー戦は8月になる計画だ。

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