2世ボクサーで中量級のビッグネームの1人、フリオ・セサール・チャベスJr（メキシコ＝元WBC世界ミドル級王者）が多数の著名選手と契約する強力代理人アル・ヘイモン氏とサインを交わした。4日夜（日本時間5日）ESPNドットコムなどの米国メディアが伝えた。

　噂は本当だった。プロデビュー以来、彼をプロモートするトップランク社とのトラブルでリングから遠のいているチャベス。以前からヘイモン氏と接触しているのではないかと言われていた。トップランクのボブ・アラムCEOは「我々は彼の行動を予測していた。でも我々との契約はもう1試合残っている。1試合消化しない限りフリーにはなれない。それを遂行しなければ裁判に出るしかない」とコメントする。

　アラム氏とヘイモン氏のバトルは古く、ヘイモン氏のナンバーワンの顧客フロイド・メイウェザーがトップランクを去った時にさかのぼる。その時点から選手を次々に配下に参入させていく同代理人の行動をアラム氏は批判していた。