ビロリア2階級制覇に自信 地元ハワイでフライ級挑戦
2011年7月13日 21時59分
2011年7月13日 9時39分
2月に亀海喜寛が返上以来空位となっていた日本スーパー・ライト級王座にようやく後継チャンピオンが誕生――。決定戦は12日後楽園ホールで日本同級1位長瀬慎弥(フラッシュ赤羽)と同2位伊藤和也(宮田)の間で行われ、拙戦の末2-1判定で勝った長瀬が新チャンピオンとなった。
手数は伊藤。手打ちに近い軽打ながら終始出し続けた。これをかわしながら時折アッパー、フックと決める長瀬。しかし被弾も避けられず、どちらがペースを握っているともいえない乱戦模様で最後まで進んだ。スコアは2人が97-94、96-95で長瀬の勝ちとしたのに対し残る1人は96-94で伊藤の勝ちとしていた。
5年前に日本タイトル挑戦に失敗している長瀬は、「終わった時は負けたと思った。自分の力でなくみんなが勝たしてくれた」と正直な感想で初のベルト獲得を喜んでいた。試合内容はほめられたものではないが、9ヵ月のブランクも割り引く必要があろう。2月に予定された試合は亀海の急病で中止、3月と17日に設定された決定戦も、直前に発生した東日本大震災により延期になっていた。
※写真は接近戦で伊藤(右)に左フックを決める長瀬
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