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田中一樹が99秒KO勝利で鮮烈デビュー

2014年12月8日 1時06分

 グリーンツダジム主催のクラッシュボクシングが7日、大阪市中央区の松下IMPホールで開かれた。龍谷大学からプロ入りしたS・バンタム級の田中一樹(グリーンツダ)が6回戦に登場。スントーンペット・コーラットスポーツスクール(タイ)を初回に3度倒して1分39秒KO勝ち、鮮やかにデビューを飾った。メインのS・バンタム級8回戦は、日本同級3位の川口裕(グリーンツダ)が5回45秒、佐々木勇太(ダッシュ東保)にTKO勝ちした。

初回KOでデビュー戦を飾った田中(左)

 田中がリングに登場すると5色のテープが投げ込まれた。世界戦でも見かけないほどの派手なパフォーマンスだ。アマ通算63勝14KO14敗、大阪・興国高、龍谷大で主将を務めた田中への期待が十分にうかがえる。

 その期待にしっかり応えた田中だった。開始ゴングから前へ出て、左アッパーを突き上げた。「痛いほど手ごたえがあった」と田中は話したが、12勝3KO4敗の戦績のスントーンペットは仰向けにダウン。なんとか立ち上がったところに再び左アッパーを見舞って、2度目のダウンを奪い、最後はコーナー近くに追い詰めて左右フックで大の字に沈めた。

「少し早すぎました。もっと練習して上に行きたい。来年は日本ランカー、東洋太平洋ランカーと戦いたい」と田中は会場に詰め掛けた応援団に決意を語った。

再起後2勝目をマークした川口(右)

◇S・バンタム級8回戦
川口裕(グリーンツダ)[5回TKO45秒]佐々木勇太(ダッシュ東保)
 4月に日本バンタム級王座決定戦で益田健太郎(新日本木村)に敗れ、再びベルトを目指す川口の意気込みは十分伝わる試合内容だった。9月の高野誠三(真正)との再起戦はいまひとつ攻めきれず、課題が残ったが、この日は積極的に打って出た。佐々木にスピードがないと見るや、右クロスを多用してヒット、4回が終わると、佐々木の左目下は大きくはれ、ドクターがチェック。バッティングで、川口の左まぶたもカットしたが、5回に川口はさらに攻撃ギアをアップ。右クロスで佐々木の上体を揺らし、ロープに後退した佐々木のあごに左フックをクリーンヒット、このパンチで主審が試合を止めた。川口は22勝10KO6敗。

◇53キロ8回戦
奥本貴之(グリーンツダ)[KO2回37秒]鈴木優作(アポロ)
 奥本は鈴木の出方をじっくり見守り、1回終盤に狙い済ました左ストレートをヒットしてダウンを奪った。ゴングに救われた鈴木だが、ダメージは残っており、2回に自陣コーナーに詰められる。左ストレート、アッパーを浴びせられると崩れ落ち、立ち上がることが出来ず、10カウントをコールされた。奥本は5試合ぶりのKO勝ちで13勝6KO5敗2分。

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