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長谷川、西岡、粟生出場の豪華トリプル世界戦    4月8日東京で実現

2011年2月2日 19時38分

 長谷川、西岡、粟生の3人の世界チャンピオンがラテンの強豪を迎える豪華な「WBCトリプル世界タイトル戦」が4月8日東京・両国国技館で実現することに決まり、2日都内で3王者が出席して開かれた記者会見で正式に発表された。これまでトリプル世界戦は日本でも何度か実現しているが、3カードとも日本人世界王者というのは今回が初めて。カードは以下の通り――。
 ◇WBC世界フェザー級タイトルマッチ
C長谷川穂積(真正)-①ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)
 ◇WBC世界S・バンタム級タイトルマッチ
C西岡利晃(帝拳)-⑥マウリシオ・ムニョス(アルゼンチン)
 ◇WBC世界S・フェザー級タイトルマッチ
C粟生隆寛(帝拳)-③ウンベルト・グチェレス(メキシコ)
 帝拳と真正プロモーション主催、日本テレビ系列で放映の「ワールドプレミアムボクシング13」として挙行される。このうち昨年11月名古屋のダブル世界戦で2階級目の王座についた長谷川と粟生はいずれもWBCから義務づけられている指名防衛戦。西岡はこれが6度目の防衛戦となる。当初はIBF王者スティーブ・モリター(カナダ)とのチャンピオン統一戦が計画されていたが、交渉がまとまらなかったため、選択試合をはさむ。
記者会見に出席した3王者はそれぞれ次のように抱負を語っている。最初に登場する予定の粟生は、「僕がこけたら会場がさめてしまうので、いい試合をして西岡さん、長谷川さんに繋げたい」。昨年MVPを受賞した西岡は「長谷川君、粟生に刺激されている。ボクシング本来の素晴らしい試合、感動できる試合を3人で見せたい」。そして長谷川は「試合が日本開催になってホッとしている。西岡さん、粟生がKO勝ちするなら、自分もKO勝ちしたい」
※写真はグリーンのWBCベルトとともに勢ぞろいした3王者。決意を記した色紙には、「新生」(長谷川)、「究める!」(西岡)、「初防衛」(粟生)と書かれていた
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