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藤中周作がTKO勝ち、連敗脱出

2015年3月13日 21時26分

 ゴールデンチャイルドボクシングvol.113が13日、東京・後楽園ホールで行われ、メインのウェルター級8回戦は日本同級11位の藤中周作(金子)が加藤寿(熊谷コサカ)に6回2分23秒TKO勝ち。連敗から脱出した。

左フック一発で試合をひっくり返した藤中

 2012年12月に負傷ドローに終わっている両者の再戦。前半は長身サウスポー加藤のアウトボクシングが機能した。よく動いて藤中のアタックを封じ、時折カウンターの左ストレートを決めた。パワーが自慢の藤中はプレッシャーを強めようとしたが、加藤がさばく展開が続く。まったくペースのつかめない藤中だったが、6回に左フックで加藤を倒して逆転。ラッシュして再び左フックを決めて試合を終わらせた。長島謙吾、今野裕介の角海老勢に連敗していた藤中は11勝7KO5敗2分。打たれ弱さに泣いた加藤は7勝4KO8敗2分。

接戦に勝利した藤井

◇フライ級8回戦
藤井貴博(金子)[2-1(77-76、77-75、76-77)]コーヤ佐藤(伴流)
 佐藤はスイッチを繰り返し、歩くようにステップを踏むなど変則的なボクシングでサウスポー藤井をかく乱。パンチをあてられない藤井は、4回あたりからプレスを強めて攻勢をアピール。ともに有効打は少なかったが、アグレッシブに攻めた藤井の手が挙がった。前戦で日本ミニマム級ランカーの岨野に敗れ、再起戦に勝利した藤井は7勝2KO3敗1分。これで3連敗の佐藤は7勝1KO3敗1分。

◇48.3キロ8回戦
中村一弘(伴流)[3-0(78-76、78-75×2)]成塚亮(ワタナベ)
 長身の成塚が仕掛け、パンチ力で勝る中村がカウンターで迎え撃つ展開。成塚はジャブと右ストレートがよく、頻繁にスイッチする中村は左フックが有効だった。中村は4回に右を効かせ、その後も単発ながら有効打を決めた。中村は9勝3KO5敗。成塚は7勝5敗。

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