3月の月間MVPは岡田博喜、敢闘賞に中野敬太
2015年4月3日 16時47分
2015年4月3日 15時13分
あす4日東京・後楽園ホールで開催される第536回ダイナミックグローブの計量が3日、都内の日本ボクシングコミッションで行われ、3度目の防衛を目指す日本L・フライ級王者の木村悠(帝拳)が48.8キロ、挑戦者5位の山口隼人(TEAM10COUNT)がリミットの48.9キロで合格した。
IBF同級3位など世界4団体でランク入りしている木村は今回「うまい木村から強い木村へ」をテーマに練習を重ねてきた。元アマ全日本王者の木村はテクニックに定評のあるボクサーだが、「世界チャンピオンの山中や三浦はだれが見ても強いイメージがある。自分がそこを目指すのであれば強さを身に着けなければならない」という。
本人が「体つきも変わってきた」というようにパワーアップは着実に進んでいる模様。3度目の防衛戦で力強さをアピールし、近い将来の世界挑戦に結び付けようと意気込んでいる。
一方、山口は当初挑戦者に予定されていた小野心(ワタナベ)の負傷欠場により、2週間前に急きょ挑戦が決まったピンチヒッター。それでも「初挑戦から3年半待った。話がきたときはすぐにやると答えた」とやる気満々だ。
最初の日本タイトル挑戦は2011年11月で、王者の黒田雅之(川崎新田)からダウンを奪いながら、惜しくも1-2判定で敗れた。山口は「KOしかイメージはない。世界にいくためのステップにしたい」とこちらも世界を口にした。
セミでは、前回の試合で日本S・バンタム級王座決定戦に敗れた石本康隆(帝拳)が宇津見義広(ヨネクラ)と対戦する。かつてマカオでWBO1位を撃破したこともある正統派は「タイトルを獲るのは自分の使命。あすはベテラン健在のところを見せたい」と3度目のタイトル挑戦を強調した。
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