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再起のリングへ 八重樫東が公開練習

2015年4月18日 17時56分

 5月1日の再起戦(東京・大田区総合体育館)が迫る元世界ミニマム&フライ級王者の八重樫東(大橋)が18日午後、大橋ジム(横浜市)でメディアに練習を公開。ジムの同僚の原隆二(前OPBFミニマム級王者)とのスパーリングで好調な仕上がりぶりをアピールした。

再起戦の八重樫が公開練習(ボクシングニュース)
スパーリングで軽快な動きを見せる八重樫(右)

 昨年は9月にローマン・ゴンサレス(ニカラグア)との激闘でWBC世界フライ級王座を奪われ、3階級制覇を狙った12月のペドロ・ゲバラ(メキシコ)戦では7回KO負けと、このところ2連敗の八重樫。一時は進退について迷いもあったというが、結局は現役継続を決断。今回はタイのソンセーンレック・ポスワンジム(タイ)を相手に8回戦を予定している。

 この日の原隆二との3Rのスパーリングでは、一瞬激しい連打をみせ激闘男の片鱗を見せる場面もあったが、大体はクリンチで素早く相手の背後に回ったり、フットワークを用いて距離を保ったりと、修正のあともうかがわせた。

 先日は5月6日に初防衛戦を控えるWBA世界L・フライ級王者田口良一(ワタナベ)と5Rずつ2度にわたるスパーリングを敢行。「現役のチャンピオンとやれて、刺激になりました」と八重樫は言う。「内容がとてもよかった」(大橋会長)こともあってか、この日の練習後には「(ソンセーン戦は)必ず勝ちます」と八重樫の口から必勝宣言も飛び出した。

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