アトランティックシティで20日行われたWBC世界ミドル級タイトル戦「因縁のリマッチ」は意外な決着――王者セルヒオ・マルティネス(アルゼンチン)が元世界ウェルター&S・ウェルター級王者(現ミドル級2位)のポール・ウィリアムズ(米)を2回1分10秒KOに沈め、タイトルの初防衛を果たした。この回、マルティネスの放った左フックがアゴに痛撃されたウィリアムズは顔からキャンバスに倒れ、そのままKOとなった。
両者は昨年12月に対戦し、この時は倒し合いの末2-0判定でウィリアムズが勝ったものの、判定が論議を呼んで今回の再戦となっていた。マルティネス(35)は46勝25KO2敗2分。敗れたウィリアムズ(29)は39勝27KO2敗。
写真は顔からキャンバスに倒れKOされたウィリアムズ=PHOTO/SUMIO YAMADA=