26日名古屋のダブル世界タイトルマッチのひとつ、WBC世界S・フェザー級戦で粟生隆寛(帝拳)の挑戦を受ける王者ビタリ・タイベルト(ドイツ)が15日午前成田着のルフトハンザ機で到着した。
ホームタウンのシュツットガルトからの長旅で「疲れている」といいつつも愛想よく「粟生とは(今夏イギリスで)一度会ったことがあり、いつも笑いを絶やさないフレンドリーな選手との印象を持った」「彼はモラルをもって戦う選手、リスペクトしている」と挑戦者をほめた。しかし試合については具体的に語らず、「粟生をどう分析しているか」との質問には「分析とはどういう意味だ。私は試合映像を見ただけ。トレーナーが分析している」とそっけない答え。そのシャブロフ・トレーナーも「非常に強い相手」としか語らない。「ベンツ、BMW、トヨタ…外見だけでは判断できない。走らせてみないと分からない」と言って質問をはぐらかした。タイベルトはなかなかの頭脳派?
カザフスタン出身、28歳。アテネ五輪で銅メダルを獲得するなど豊富なアマ歴があり、2005年以来のプロ生活では20勝6KO1敗。独身。写真はシャブロフ・トレーナー㊧とタイベルト