2016年7月2日土曜日

比嘉大吾10連続KO勝利、ディアレ下しOPBF王座奪取

  OPBFフライ級タイトルマッチが2日、後楽園ホールの「ダイナミックグローブ」で行われ、デビューから9連続勝利中のWBCユース同級王者(OPBF5位)比嘉大吾(白井・具志堅S)は王者アーデン・ディアレ(フィリピン)に4回2分39秒KO勝ち。ディアレは2度目の防衛に失敗。

 比嘉はいつも通り初回から前に出るボクシング。ジャブ、ボディブローで王者に迫っていくが、43戦のキャリアを持つディアレも挑戦者の思うようにはさせまいと対抗。柔らかいボディワークとカウンター、ボディショットで応じた。

 しかし、比嘉の勢いとパワーは圧倒的だった。比嘉は2回、グイグイとディアレを追い込み、力強い右を何度も打ちおろして王者を追い込むと、ボディブローを食らったディアレがたまらずダウン。勝ったと思った比嘉がコーナーポストに上り、涙まで流したが、ここはカウント9でディアレが立ち上がった。

 手負いの王者は3回に前に出たが、比嘉は右ストレート、左フックを決めて2度目のダウンを奪う。再び立ち上がったディアレは闘志を見せて、ボディ攻撃で挑戦者に迫ったものの流れは変えられない。4回に比嘉が左ボディを打ち込んで右をフォローすると王者がキャンバスに落下。悶絶するディアレに10カウントが数えられた。

 デビューからの連続KO勝利を10に伸ばした比嘉は「ユースのベルトよりも重く感じる」。具志堅用会長は「いまが一番強いんですよ。強いときに世界をやらせたい」と大喜びだった。敗れたディアレは31勝15KO9敗3分。

◇フェザー級8回戦
佐々木洵樹(帝拳)[3-0(80-72×2、79-74)]杉山令耕(岐阜ヨコゼキ)
 スピードで上回るサウスポー佐々木が左ストレートを上下に打ち込み、初回から力の差を見せつけた。杉山は後半あきらめずに前に出て、7回に左フックをヒットして盛り上げたのが唯一の見せ場。終始リードしながら攻めあぐねた印象を残した佐々木は16勝6KO3敗。杉山は7勝5KO6敗3分。

◇S・ウェルター級6回戦
長濱陸(白井・具志堅S)[TKO1回1分31秒]川端哲也(姫路木下)
 2015年全日本ミドル級新人王で現日本6位の長濱はクラスを下げて締まった体つき。右クロスで川端からダウンを奪うと、最後も右で豪快に倒して試合を終わらせた。長濱は5勝1KO1分。川端は4勝1KO10敗1分。

◇60.5キロ6回戦
川名北斗(白井・具志堅S)[TKO4回26秒]中村槙太郎(角海老宝石)
 2連続KO負け中の川名は距離を取って慎重な試合運び。サウスポーの中村は圧力をかけたかったが、3回に川名の左アッパーを浴びてダメージを蓄積。川名は4回、左アッパーから連打を浴びせてストップ勝ち。川名は5勝4KO2敗。中村は6勝2KO6敗1分。

◇東日本新人王予選4回戦
ウェルター級 豊嶋亮太(帝拳)[TKO3回1分37秒]南優作(川島)
ウェルター級 辻本純兵(帝拳)[0-1(38-38×2、37-39)]馬場一浩(角海老宝石)
※優勢点により辻本が次戦進出