リナレス、1年前の屈辱そそぐ――24日東京・両国国技館で行われた133ポンド契約の10回戦で、元世界フェザー、S・フェザー級王者ホルへ・リナレス(帝拳)が同じく元世界S・フェザー、ライト級王者のへスス・チャベス(メキシコ)に4回終了棄権TKO勝ち。ダウンはなかったものの、リナレスは立ち上がりからシャープなジャブ、右ストレートをビシビシと決め、場内をどよめかせた。チャベスは4回が終了するとコーナーで肩を痛めたと訴え、棄権を申し出た。
ちょうど1年前の同じWOWOWのイベント「WOW FES!」で衝撃の初回TKO負けを喫し、初黒星でS・フェザー級王座を追われたリナレスだが、この日はすっかり復調をアピールする場となった。試合後リナレスは「まだ分からないけど」と前置きして、来年はライト級に上げて3階級目を狙う、最後は5階級の世界王者を目指すと前向き発言をしていた。
写真は3ラウンド、リナレスの左フックがチャベスのアゴにクリーンヒットした瞬間