毎週のように世界戦が開催されるメキシコで、今週末土曜日25日(現地時間)、WBO世界J・フライ級暫定タイトルマッチが行われる。カードは王者ラモン“プリンシペ”ガルシア(メキシコ)に同国のマヌエル“チャンゴ”バルガスが挑む。アメリカと国境を接するティファナのエル・ホロ(元ハイアライ競技場)で挙行される。
ガルシアはジョンリエル・カシメロ(比国)から奪った王座の初防衛戦。これまでの戦績は13勝8KO1敗1分。前IBF世界ミニフライ級王者ラウル・ガルシアとは双生児である。28歳のサウスポーは計量でリミットの108ポンドを計測。
挑戦するバルガスは一度WBOミニフライ級暫定王座を獲得した選手。その後正規王者ドニー・ニエテス(比国)との統一戦で惜敗。3階級越えでS・フライ級王者ノニト・ドネアに挑んだがKO負けで退いた。戦績は28勝13KO5敗1分。ガルシアと同じ108ポンドでパスした。
同じリングでは前WBC暫定王者ウンベルト・グティエレス(メキシコ)-レネ・ゴンサレス(ニカラグア)のS・フェザー級ランカー同士が10回戦で顔を合わせる。(三浦勝夫)