IOC(国際オリンピック委員会)初の試みとして注目の第1回ユース・オリンピック(26競技)が14日からシンガポールで開催中だが、ボクシング競技は明日21日スタート。17~18歳限定の11階級各6名ずつの計66選手はいずれも4月~5月にアゼルバイジャンで開催された世界ユース選手権大会で上位入賞し、今大会の出場者に選ばれたエリートたちだ。9月から廃止されるフェザー級(57キロ級)も用意されている。日本からは残念ながら出場者なし。
ボクシング競技には48ヵ国が参加して、3分3ラウンドのトーナメントで競う。キューバやロシア、アゼルバイジャン、ウズベキスタンらのアマ大国の選手たちが今回もメダルを狙って熾烈な戦いを繰り広げるものとみられる。世界ユースの決勝戦を戦ったライバルたちが再び決勝で相まみえるという階級がいくつも見られそうだ。
「ユースのロマチェンコ」の前評判が高いのは、L・ウェルター級の世界ユース王者、オレグ・ネクリュドフ(ウクライナ・17)。アジア選手では、07年の世界カデット、10年の世界ユースを制したライト級インドのビカス・クリシャン(18)が注目されている。決勝は25日。写真は世界ユースのライト級表象から=PHOTO/AIBA=