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山中慎介「統一戦の感覚」 V12前王者モレノとV9戦

2015年7月10日 16時05分

 WBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)が9月22日、東京・大田区総合体育館で行われる「ワールドプレミアムボクシング22」で、前WBA世界同級スーパー王者アンセルモ・モレノ(パナマ)と9度目の防衛戦を臨むことが決まった。帝拳ジムが10日、都内で記者会見を開いて発表した。

山中慎介がモレノとV9戦(ボクシングニュース)
強豪モレノを迎えてやる気満々の山中

 強豪との対戦を熱望し続ける山中が久々に手ごたえ十分なチャレンジャーを迎えた。試合決定の知らせを聞いた山中は「ここ数戦にはないテンションの上がり方だった」とその思いを表現。さらに「モレノはずっとチャンピオンだったし、統一戦ではないけれど、自分の中では統一戦の感覚がある」と今回の一戦を位置付けた。

 山中と同じサウスポーのモレノは昨年9月、フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)に6回負傷判定負けという不運な敗戦を喫するまで6年近く王座に君臨し、通算12度の防衛を成功させた。このクラスでは山中と1、2位を争う実力の持ち主で、ニックネームは“チュミート(亡霊)”。「強いというよりやりにくい選手」(山中)、「「相手をヘタな選手にみせてしまううまさがある」(浜田剛史・帝拳代表)と表現するように、伝家の宝刀“神の左”が最も炸裂しにくい相手と言えるだろう。

 山中もその点は百も承知で「1回の攻撃では当たらないと思う。2回、3回と攻撃しなければならないし、より右の使い方が大事になる。右を当てて、最終的には左を当てたい」と試合のイメージを口にした。

 防衛テープを8まで伸ばし、米国リング誌のPFPランキングで9位に入るなど、世界でも評価を上げている山中。モレノという強敵を得て「多少のプレッシャーはあるが、しっかり勝って強いところを証明したい」と事実上の“統一戦”に闘志を燃やした。

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