マルコ・フック（独）の米国初遠征となる8月14日ニューアークの興行に、元世界L･ヘビー級王者のアントニオ・ターバー（米）も出場する。こちらも元世界王者（IBFクルーザー級）のスティーブ・カニンガム（米）とヘビー級12回戦で対決。

　ターバーは04年5月にロイ・ジョーンズ（米）を2回TKOに下し、ジョーンズの最強神話を打ち砕いた男として一躍有名になった。その後映画の「ロッキー」シリーズに出演したりしながら、09年以降は年に一度のペースでリングにちょいちょい上がっている。すでに46歳の年齢。

　38歳のカニンガムはIBFクルーザー級王座を2度奪取。陥落後はヘビー級に転じ、中堅どころとしてしぶとく活動している。ちなみに07年にフックの挑戦を12回TKOではね返している。

　試合はPBC（プレミア・ボクシング・チャンピオンズ）の一環として行われ、スパイクTVが中継。同日はフックがクルーザー級連続防衛の新記録をかけて1位のクリストフ・グロワスキ（ポーランド）と対戦する。