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訃報 吉川・元京浜川崎ジム会長死去

2010年7月4日 8時09分

 京浜川崎ジムの元会長、吉川昭治氏が3日午前2時、川崎市内の病院で亡くなった。72歳だった。死因は心不全とされているが、関係者の話によると、がんとの闘病生活を送っていたという。
 吉川氏は千葉県出身。京浜ジムからデビューし、6回戦選手として引退すると、1965年に京浜ジム川崎支部を設立。後に京浜川崎ジムとして独立した。日本王者2人--ジョージ・カーター(ミドル)、八木賢二(ライト級)と、東洋太平洋王者、畑山隆則(S・フェザー級)を手がけた。一方で「業界の暴れん坊」「策士」としても知られ、たびたびボクシング界を騒がせた。平成8年には事件を起こして逮捕起訴されると、コミッションから資格停止処分を受け、これに反発して裁判に訴えたことも。ジム代表をとし子夫人に譲ってボクシング界の表舞台から姿を消した後は、郷里の千葉県小見川町の町議を2期務め、同町が近隣合併で香取市となってからも、市議を1期務めていた。
 元同ジムのマネジャーとして長く故人とつきあいのあった平野・横浜さくらジム会長は「私が独立してジムを持ってからも、何ひとつ困ることがなかったのも、吉川会長のおかげです。業界では珍しいほど弁が立ち、文才があった。頭のいい人でした」と吉川氏の死を惜しんでいた。
なお葬儀は下記の通り営まれる。
通夜  7月6日(火)18時より
告別式 7月7日(水)13時より
式場 ナリコー セレモニー 香取ホール (千葉県香取市小見川1675-1・電話0478-83-4194 )
 喪主は妻のとし子さん

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