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プロ2戦目で8回戦の那須川天心、相手も初めてのメキシカン・フローレス

2023年7月19日 17時41分

 19日、都内のホテルで「Prime Video Presents Live Boxing5」の発表会見が催された。9月18日(月・祝)、有明アリーナで、寺地拳四朗(BMB)&中谷潤人(M.T)のダブル世界戦+那須川天心(帝拳)のプロ2戦目というラインナップ。試合の模様はPrime Videoが独占ライブ配信する。

ファッショナブルな装いも那須川流(Diorの衣装)

 キックのスター選手からプロボクシングに転向し、さる4月のデビュー戦は日本2位の与那覇勇気に6回判定勝ちした那須川。注目の第2戦は、メキシコのフアン・フローレスが相手に決まった。フローレスは9勝7KOの無敗選手。試合はS・バンタム級8回戦で行われる。

 デビュー戦は日本ランカーをシャットアウトした那須川。「100点といえば100点ですが、120点ではない」とし、プロボクサーとしてさらにスケールアップした姿を見せる意気込みだ。4月の試合で発見した修正点をジムワークで直し、そして2度の走り込み合宿で体力強化を図った。「4月の試合の後で自分の中で作りこんできたものがあるので、それを見せたい」という。

 ひとつはパンチで、打ち込みと打点を意識して取り組んでいる。「前回は当てるというイメージでしたが今回はしっかりと殴りに行きたい。しっかり殴る」と那須川は言う。またキック時代には行わなかった走り込みでスタミナを養ったが、これは初体験の8ラウンドに生きてくると確信している。

 「6ラウンドなら全力で行けるけど、8になると行くところと行かないところをつくらないと結構大変だよ、と言われています」(那須川)。第2戦では、試合運びの面でも那須川のポテンシャルをチェックできそうだ。

 対メキシカンというのも見どころだ。相手のフローレスは19年のプロデビュー以来、コンスタントに試合を重ねており、サンフェル・プロモーションの有望株という。今年4月には、ヨスバニー・ベイティア(キューバ)を8回判定で破った経験もある。那須川は以前の米国合宿でメキシコ系のジョシュア・フランコと手合わせし、その独特のタイミングを初めて体験したという。「(メキシカンの)タイミングであったり、8回戦であったり、いろんなハードルが今回はあると思う」と語っていた。

 これに首尾よく勝てば日本タイトルマッチの出場資格も手にするはずだが、那須川自身、一刻も早くと焦っているわけではない。「もっと経験を積まないといけないと思うし、絶対に行けると僕もチームも確信が取れたら、そこ(タイトル挑戦)になるのかなと思っています」と語った。

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