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竹中良がOPBFフェザー級新王者、5回TKO勝ち

2015年8月10日 19時48分

 OPBF東洋太平洋フェザー級タイトルマッチが10日、東京・後楽園ホールで行われ、挑戦者9位の竹中良(三迫)は王者ビンビン・ルフィーノ(フィリピン)に5回56秒TKO勝ち。新王者に輝いた。ルフィーノは初防衛に失敗。

竹中は5回、この右でフィニッシュした

 昨年10月、天笠尚(山上)に挑戦して以来2度目のタイトルマッチとなる竹中は右をボディに集める立ち上がり。静かなスタートを切ったが、試合は2回にすぐさま動いた。思い切り踏み込んで左を狙うサウスポーのルフィーノに対し、竹中が放った右ストレートがドンピシャで炸裂。比人がキャンバスに尻から落ちた。ここは何とか立ち上がったが、竹中は3、4回にも右を次々と決め、さらにボディブローも浴びせてルフィーノを苦しめる。4回を終わって採点は40-35×3だった。

 迎えた5回、竹中の右がきれいに炸裂すると、既にダメージを負っていたルフィーノが背中からキャンバスへバッタリ。主審が即ストップを宣言した。九州学院高、明治大で90戦のアマキャリアを持つ竹中はデビュー7年目でのタイトル獲得。「チャンスを作ってもらって、絶対に期待に応えたいと思った。これからはボクシング界が盛り上がる試合をしていきたい」と語った。13勝7KO3敗1分。ルフィーノは37勝16KO17敗3分。

圧倒的な内容で無冠戦勝利の小原(右)

◇65.0キロ10回戦
小原佳太(三迫)[KO3回2分6秒]コムペット・シットサイトーン(タイ)
 OPBF・S・ライト級王者でIBF9位など3団体で世界ランク入りする小原が無冠戦に登場。小原は初回に強烈な右カウンターを一発決めると、2回に左ボディブロー、右フックで2度のダウンをゲット。3回に連打からのボディ打ちで3度目のダウンを奪い、最後はラッシュから右を打ち下ろしてコムペットに10カウントを聞かせた。これで13連続KO勝利となった小原は15勝14KO1敗。

2回にダウンを奪った拳四朗

◇L・フライ級8回戦
拳四朗(BMB)[TKO4回59秒]大前貴史(中日)
 日本L・フライ級7位の拳四朗は初回から右ストレート、左フックをヒットさせた。2回には、右をカウンターでヒットさせてチャンスを広げ、再び右カウンター、左フックをフォローして大前をキャンバスへ。日本同級9位の大前は懸命に手を出したが、その後も拳四朗の左右のカウンターがバシバシと決まり、4回にストップとなった。ランカー対決に圧勝の拳四朗は4勝3KO無敗。大前は13勝1KO5敗5分。

◇フライ級8回戦
松尾雄太(国際)[TKO4回2分30秒]新井雄大(渡嘉敷)
 サウスポー新井はコンビネーションで日本フライ級7位・松尾を崩しにかかった。滑り出しは新井が良かったが、2回終了間際に松尾のパンチで左目上部をカットすると失速。パワーで上回る松尾の攻勢が始まり、新井は4回に盛り返したが、松尾の連打で5回にストップ。松尾は8勝5KO2敗1分。新井は6勝3KO3敗3分。

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