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細野悟がV3戦、あす八重樫東&松本亮も登場

2015年8月19日 19時49分

 あす20日、東京・後楽園ホールでゴングとなる「フェニックスバトル」の計量が19日、都内の日本ボクシングコミッションで行われた。これが2度目の日本王座の3度目の防衛戦に臨む日本フェザー級王者の細野悟(大橋)はリミットの57.1キロ、初挑戦となる同級11位の大坪タツヤ(T&T)はアンダーの56.8キロでクリアした。

王者の細野(左)と挑戦者の大坪

 また、セミのフライ級10回戦に出場する元世界2階級制覇王者の八重樫東(大橋)、サイド・サイド(インドネシア)はともに50.7キロ、世界ランカー対決となる54.0キロ契約8回戦に出場する松本亮(大橋)は53.9キロ、ルイス・マイ(メキシコ)は53.4キロで無事にパスした。

「100gオーバーくらいで来たんでビックリしました。焦りましたね」と苦笑いの細野。パンツを脱いでの計量クリアとなったが、これは誤差の範囲内。調整は「パンツは脱いだけど(笑)、うまくいった」と3度の世界挑戦経験を持つベテランは余裕の表情を浮かべた。目指すのは4度目の世界挑戦。そのためにも内容が問われる試合となるが、大坪の4月の前戦は会場で生観戦し、試合のイメージもできあがっているようで「しっかりパンチを外して、プレッシャーをかけて、つぶしにいくだけ」ときっぱり。ここ最近の自身の出来には満足しておらず、「あまり気持ちをむき出しにし過ぎないように内容も含めて、しっかり結果を出したい」とアピールを誓った。

 対する挑戦者の大坪は「この4ヵ月間、明日のためだけに生きてきた。あとはやるだけ。ホールを思いきり揺らしてやろうと思います」と気合い十分。「気合い? いつもの5倍くらい入ってます。倒しにいきますよ」と意気込みを示した。大坪は今年4月、細野挑戦が内定していた片桐秋彦(川崎新田)を降し、ノーランカーから初のタイトル挑戦のチャンスをつかんだラッキーボーイ。勢いに乗って、細野攻略を狙う。

3階級制覇を目指す八重樫(右)と対戦相手のサイド

 対戦相手のサイドの印象を「ナイスガイ。ステキな方でしたね」と余裕たっぷりに語った八重樫は、これが再起2戦目。年内の世界挑戦を目指しているが「先のことはわからない。ひとつひとつ勝ちに行くだけ」という元2階級王者は「組み立ての部分をはしょらずに、しっかり自分のボクシングをすること。その中でチャンスがあれば、倒しに行きたい」とテーマを掲げた。

 世界ランカー対決に臨む松本は「(マイは)体が強そう。中に入れさせないようにしたい」と語る。WBC世界バンタム級10位のマイは168センチと決して小柄ではないが、松本は174センチの長身でリーチも長く、利点を最大限に生かす構え。「ジャブを突いて、まずはペースを取ること。中盤以降に倒したい」とイメージを膨らませる。マイは昨年12月に来日し、神戸で2度ダウンを奪われた末に久保隼(真正)に判定負けを喫している。主要4団体でランクインする前東洋太平洋スーパーフライ級王者は「いい形で勝って、チャンスをモノにしたい」と遠くない将来の世界挑戦を見据える。

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