井岡びっくり初ダウン、アモルに大差判定勝ち
2010年4月19日 0時12分
2010年4月18日 15時02分
”ザ・ゴースト“ことWBC&WBO世界ミドル級王者ケリー・パブリック(米)にWBC世界S・ウェルター級王者セルヒオ・マルティネス(アルゼンチン)が挑んだタイトル戦が17日、米アトランティックシティで行われ、マルティネスが3-0判定勝利を飾った。
公式計量をクリアーした両者だが、減量苦が伝えられたパブリックは試合前の非公式計量でクルーザー級あたりまで増量。これが響いたのか序盤は動きが鈍く、スピードで勝るマルティネスがアウトボクシングでリードする。中盤盛り返したパブリックは7回、ダウンを奪いペースを奪回するかに思えたが、9回、サウスポー、マルティネスの左を浴びて右目から激しい出血。前半カットした左目と合わせて視界が遮られる。それでもストップはおろか、ドクターチェックもかからなかったが、これを境に再び挑戦者が攻勢に転じる。血だるまとなったパブリックにマルティネスがパンチを散らして終了。公式スコアは115-111、116-111、115-112で新統一王者誕生を告げた。
昨年アメリカで行った2戦で採点の恵まれなかったマルティネスだが、35歳にして母国の英雄カルロス・モンソンが君臨した階級の王者に就いた。しばらくはS・ウェルター級と合わせて2本のベルトを保持するようだ。45勝24KO2敗2分。パブリックは2度目の黒星(36勝32KO2敗)。
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