対決が予想されるフアン・マヌエル“フアンマ”ロペス(プエルトリコ)とユリオルキス・ガンボア(キューバ)が23日(現地時間)ニューヨークMSGシアターのリングに上がり、いずれもTKO勝利を飾った。
先に登場したガンボアは前の試合でフアンマを終盤ストップ寸前に追い込んだロジャー・ムタグア(タンザニア)を相手にWBA世界フェザー級王座の防衛戦。両者のスピードと相手パンチに対する反応力の差は歴然。初回に倒したガンボアは2回も、おもしろいようにパンチをヒット。2度倒してストップした。タイムは2分35秒。
格の違いを見せ付けたガンボアは17勝15KO無敗。ムタグアは25勝18KO14敗2分。
メインのWBO世界フェザー級戦は王者スティーブン・ルエバノ(米)に、前WBO世界J・フェザー級王者ロペスが挑戦。サウスポー同士、距離をとるルエバノに対し、3回ロペスの左右が命中。ペースを引き寄せたロペスは左アッパーを効果的に決め、王者に打ち勝つ。7回、右アッパーでグラつかせたロペスが鋭いコンビネーションで追い込むと、ルエバノはコーナー付近にダウン。起き上がったが、続行が許されなかった。タイムは44秒。
ロペスは28勝25KO無敗。ルエバノは37勝15KO2敗1分。
写真はムタグア(左)を攻め立てる王者ガンボア=PHOTO/SUMIO YAMADA=