メイウェザーの後釜は? WBCがトーナメント企画
2015年11月13日 14時40分
2015年11月13日 9時23分
アンドレ・ウォード(米=写真)が6年間保持したWBA世界S・ミドル級王座を12日、返上した。今後は1階級上のL・ヘビー級制覇を目指してキャリアを進める方針を明かす。
ウォード(28勝15KO無敗)は09年11月、S・ミドル級トーナメント「スーパー・シックス」の一環でミケル・ケスラー(デンマーク)に勝ち同王座獲得。その後、同トーナメントでアラン・グリーン、サキオ・ビカ、アルツール・アブラハム、カール・フロッチを下して防衛。以後L・ヘビー級から落としたチャド・ドウソン、最後はエドウィン・ロドリゲスを破り6度の防衛に成功。防衛回数が少ないのは背中など負傷に悩まされたのが影響した。またフロッチとの試合で吸収したWBC王座は、ブランクが響き“名誉チャンピオン”にシフトされたのを不服として返上。一方WBA王座は途中から“スーパーチャンピオン”へ昇格していた。
返上にあたり「ヒルベルト・メンドサ会長はじめWBAの役員とスタッフにお礼をいいたい」と語るウォードに、メンドサ・ジュニア副会長は「アンドレ・ウォードはWBA・S・ミドル級の歴史でもトップを争うチャンピオン。同時にすばらしいアスリートでジェントルマンで、模範的な男。どうか将来、2階級制覇を達成してほしい」とエールを送る。
ウォードも「できれば次はWBA・L・ヘビー級タイトルを狙いたい」と話していることから、ターゲットは統一王者セルゲイ・コバレフ(28勝25KO1分無敗)に絞られそうだ。コバレフが来年3月ジャン・パスカル(カナダ)との再戦をクリアすれば、ウォードとのビッグマッチが具体化する気配だ。
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