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福原初回KO勝ち 復帰後3連勝

2009年12月17日 17時36分

 16日夜後楽園ホールには元日本Sバンタム級王者・福原力也(ワタナベ)が登場。円谷篤史(アベ)を初回3度倒しKO勝ちした。
 福原は円谷が積極的に来たところを左フックで倒したのを皮切りに、右で2度目のダウンを奪うと、最後は左フックでフィニッシュ。ファイター型の相手の隙に落ち着いてパンチを当てた。「試合前に向き合った瞬間の呼吸で相手が緊張しているとわかった」と語った福原は、右腕骨折のブランクから復帰後、これで3連勝(2KO)。2日後に31歳を迎えるが、そのボクサー型スタイルは円熟味を増している印象だ。現在日本Sフェザー級3位につけており「フェザー、Sフェザーのチャンスのあるほうでタイトル挑戦をしたい」と希望していた。
 セミでは日本ウェルター級3位の斉藤幸伸丸(輪島功一S)が春山正太(西城)に5回TKO勝ち。斉藤は相手のパンチを外しサイドステップしてからの攻撃でリード。5回に右でダウンを奪い、追撃の連打で春山をストップした。持ち前の軽快な出入りのボクシングで再起戦を飾った斉藤(12勝7KO3敗1分)。6月中川大資に挑戦した時は逆転TKOを食らったが、この日の試合後の「課題のスタミナをつければ」とは“2度目の正直”を意識した発言だった。
 また日本S・ライト級10位の尹文鉉(ドリーム)は菊地廣隆(角海老宝石)からダウンを奪い6回判定勝ち。負傷から1年3ヵ月ぶりのリング復帰となったルーキー、池田一晴(ワールドS)は小室裕一朗(新松戸高橋)に6回判定勝ちした。池田は8勝3KO無敗。
 そのほか4回戦の結果は以下のとおり(左が勝者)。
土屋修平(角海老宝石)KO1回 今瀬就治(ドリーム)
佐藤宗史(石神井S)判定 関野博之(湘南RYUJU)
鈴木康宏(楠三好)引き分け 藤田敏明(マナベ)
立川雄亮(P渡久地)TKO1回 住友将吾(湘南RYUJU)
加藤諒(マナベ)判定 新堀広昭(オサム)
奥井直哉(輪島功一S)引き分け 七田和也(沼田)

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