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伊藤雅雪が初防衛、江藤伸悟に大差判定勝ち

2015年12月14日 20時52分

 OPBF東洋太平洋S・フェザー級タイトルマッチが14日、後楽園ホールで行われ、王者の伊藤雅雪(伴流)が挑戦者1位の江藤伸悟(白井・具志堅S)に3-0判定勝ち。初防衛に成功した。スコアは118-111×2、117-111。

伊藤(左)はジャブを決めて試合の主導権を握った

 スピードがありディフェンスのいい伊藤と、身体能力の高い江藤の一戦は、互いに距離を取った静かな立ち上がり。カウンターのうまい伊藤を江藤はなかなか攻められず、伊藤は少ない手数ながらジャブをわずかにヒットさせた。4回を終わっての採点は39-38、39-37で伊藤、残りが38-38だった。

 中盤抜け出したのは伊藤だった。6回に右をストレートをきれいに決め、攻勢に転じると、7回にも右を決めてポイントをピックアップ。単発ながら右ストレート、左フックを決め始めた伊藤が8回を終えて78-75、78-74、79-74とリードを広げた。

 江藤は前に出ればカウンターをもらうか、クリンチになるという苦しい展開。伊藤は10回にボディブローを決めるなど、終盤さらにリードを広げて試合を終えた。「倒しにいくスタイルでやろうと思ったけど、うまくいかなかった。国内で強い選手とどんどんやって知名度を上げていきたい」とアピールした伊藤は18勝8KO1敗1分。江藤は17勝9KO4敗1分。

再起戦に大差判定勝ちした戸部(右)

◇53.0キロ8回戦
戸部洋平(三迫)[3-0(79-74、79-73×3)]ライアン・ビト(UNITED)
 昨年8月、石田匠(井岡)に日本S・フライ級王座を奪われた戸部が復帰戦。初回、ジャブをよく突いて好スタートを切ったが、2回にビトの右ストレートを浴びてグラリ。攻めるビトと激しい打ち合いになり、逆に右でビトにダメージを与える。戸部はその後も果敢に攻め、中盤以降はKOを狙うもビトを崩し切れず、時にビッグパンチを食らうという展開が最後まで続いた。戸部は9勝5KO2敗1分。ビトは22勝8KO16敗3分。

◇バンタム級8回戦
勅使河原弘晶(輪島功一S)[TKO7回17秒]濱田修士(REBOOT)
 日本フライ級9位の濱田は9月の試合を減量失敗で棄権し、ランクを獲得した4月以来の試合。ともにカウンターを得意とする選手同士の対戦は、体格で勝る勅使河原が押し気味に試合を進めた。濱田はそれなりにカウンターを当てるが、ジャブを軸に圧力をかける勅使河原を止めることができない。7回、勅使河原のワンツーが決まって濱田がダウン。立ち上がったがストップとなった。勅使河原は10勝5KO1敗2分。濱田は13勝2KO7敗4分。

◇ウェルター級6回戦
吉野修一郎(三迫)[TKO3回2分40秒]ペッジャー・シットパーセーン(タイ)
 栃木・作新学院高時代に高校4冠を獲得し、東京農大で活躍した吉野のB級デビュー戦。スタートは動きが硬く大振りが目立ったが、3回に左ボディブローから左フックでダウンを奪い、最後はボディブローペッジャーを悶絶させた。

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