メンドサJrが会長に就任、WBAも世代交代
2015年12月15日 12時46分
2015年12月14日 21時28分
14日後楽園ホールの「ダイヤモンドグローブ&GANGAN148」のメインイベント、日本S・フェザー級タイトルマッチは、挑戦者1位の尾川堅一(帝拳)が王者の内藤律樹(E&Jカシアス)から初回にダウンを奪って5回2分28秒負傷判定勝ち。スコアは49-47、49-46×2だった。内藤は4度目の防衛に失敗。
試合はいきなり動いた。1回終盤、サウスポー内藤の左が尾川をとらえた数秒後、少し前がかりになった内藤を、尾川の右ストレートがドンピシャでとらえる。満員の後楽園ホールは大歓声。腰から砕け落ちた内藤のダメージは大きく、立ち上がるのに苦労するほどで、何とかゴングに救われた。
2回、尾川はゴングと同時に内藤に襲い掛かり、内藤はコーナーで亀のようになり、ウィービングを繰り返して尾川の猛攻をしのいだ。何とかこのピンチを脱すると、今度は内藤が反撃。右フック、左ストレートを打ち込んで尾川にダメージを与えた。
3回からは立ち直った内藤がジャブ、左ストレートで試合をコントロールしようとし、ジリジリと前に出る尾川も右の強打を打っていくというスリリングな展開。これから試合が面白くなっていきそうに思えた5回、両者の頭部が激突。内藤が右目上部から激しく出血して試合が終わった。
負傷判定という結果を受け、尾川は「もう一度内藤選手とやりたい」とリング上からアピール。戦績は17勝14KO1敗。WBC同級8位、IBF13位につける内藤はプロ初黒星で13勝5KO1敗。初回のダウンが響いた。試合の模様はフジテレビで18日(金)27時5分から放送される。
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