明日19日（日本時間20日）米ニューヨーク州ベローナのターニング・ストーン・リゾート&カジノで挙行されるイベントの前日計量が18日同地で行われた。メインで予定されるWBAヘビー級暫定王座タイトルマッチは王者ルイス・オルティス（キューバ）が239ポンド（108.41キロ）、挑戦者ブライアント・ジェニングス（米）が9.5ポンド軽い229.5ポンド（104・10キロ）を計測した。

　キューバ人でマイアミ在住のサウスポー、ルイス（23勝20KO無敗1無効試合）は10月、ゲンナジー・ゴロフキン、ローマン・ゴンサレスが防衛戦を行ったニューヨークMSGで、王座決定戦により戴冠。今回が暫定タイトルのV1戦。ジェニングス（19勝10KO1敗）は今年4月ウラジミール・クリチコに挑戦して判定負けして以来のリング。賭け率は4-3ほどでオルティス有利と出ている。

　セミファイナル格ではS･フェザー級に進出した前WBA世界フェザー級スーパー王者ニコラス・ウォータース（ジャマイカ）が129.5ポンド（58.74キロ）、相手のニュージャー州カムデン出身のジェイソン・ソーサ（米）は130ポンド（57.15キロ）で計量を終えた。こちらの賭け率は9-1ほどでウォータースが断然有利。この2試合はHBOが全米へ放映する。

　また約１年ぶりの登場となる元フェザー級&ライト級王者ユリオルキス・ガンボア（キューバ）と、相手のヘイロン・ウィリアムズJr（米）は133ポンド（60.32キロ）を計測。またゴロフキンやレミューと対戦した激闘男ガブリエル・ロサド（米）が古豪ジョシュア・クロッティ（ガーナ）と10回戦。一方ライト・ヘビー級ホープ、ヤチェスラフ・シャブランスキー（ウクライナ）がユニエスキ・ゴンサレス（キューバ）とこれも10回戦を戦う。この3試合はスペイン語チャンネルHBOラティーノが全米へ中継する。Photos/GBP