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長谷川穂積、再起戦で無敗メキシカンに大差判定勝ち

2015年5月9日 21時17分

 元世界2階級制覇王者の長谷川穂積(真正)が9日、神戸市立中央体育館のメインイベントに登場。フェザー級10回戦で、無敗のWBC・S・バンタム級9位、IBF同級12位オラシオ・ガルシア(メキシコ)を3-0判定で下した。スコアは97-93、98-93、100-91。

長谷川穂積が再起戦で大差判定勝ち(ボクシングニュース)
ガルシアに左を叩き込む長谷川(右)

 昨年4月、3階級制覇を目指して当時のIBF世界S・バンタム級王者キコ・マルティネス(スペイン)に挑戦するも7回TKO負け。この日はWBCバンタム級タイトルを10度防衛したサウスポーにとって、ボクシング人生を左右する一戦と位置付けられた。

 34歳の長谷川が好スタートを切った。パンチを上下に打ち分け、しっかり距離を取ったボクシング。初回終盤には連打を披露し、右フックと左ストレートを当てた。24歳のガルシアはバランスがよく、体とパンチが強い印象。2回に前に出て右アッパーや右フックを力強く振っていくが、長谷川のスピードについていけず、ミスブローが多い。サウスポーに戸惑っているようだ。

 ペースをつかんだ長谷川が中盤にピッチを上げていく。ガルシアのパンチを外しながらカウンター、コンビネーションがよく出るようになる。ガルシアは4回に長谷川の足を踏んで減点1。劣勢を挽回しようと5回に再びプレスを強めるが、長谷川は動きながら対処する。6回に少し動きを止め、打ち合う時間ができると、ガルシアの手数がアップ。長谷川はこれを外しているが、メキシカンのパンチは威力を保っているだけに気を抜けない

 長谷川は8回に連打を披露。9回は打撃戦を優位に進めた。最終10回、長谷川は気持ちを前面に押し出し、最後まで対抗をやめないガルシアを渾身の連打下がらせて試合を終えた。「1回も勝つイメージがなかった。次の回倒されるのかな、次の回倒されるのかなと思ってやっていた。勝ててよかった」と語った長谷川は34勝15KO5敗。ガルシアは29勝21KO1敗。

◇フェザー級8回戦
久保隼(真正)[TKO7回1分1秒]本田正二郎(TEAM10COUNT)
 WBC・S・バンタム級14位のサウスポー久保が初回から試合を優勢に進めた。7回に左カウンターをヒットすると本田が後退。コーナーに追い詰めてラッシュするとストップになった。「年内にタイトルに挑戦したい」と語った久保はデビューから7連勝(5KO)をマーク。本田は6勝4KO6敗。

◇フェザー級8回戦
山口翔太(真正)[3-0(79-73×2、79-74)]ローマン・カント(比)
◇56.0キロ8回戦
ジョナタン・バァト(カシミ)[3-0]重江誉寛(真正)
◇フライ級8回戦
久田哲也(ハラダ)[TKO8回1分54秒]小坂駿(真正)

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