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和氣慎吾の標的フランプトン、リゴンドウ戦を回避か

2016年3月5日 16時05分

 2月27日のWBA・IBF世界S・バンタム級統一戦に勝利し、WBAとIBFからそれぞれ別々の指名試合をオーダーされているカール・フランプトン(英=写真右)が、WBAの指名挑戦者ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)との試合を避ける方向であると、英国のベルファスト・テレグラフ紙が報じている。

 2冠王者となったフランプトンに対し、WBAは“休養王者”リゴンドウとの対戦を指令。一方のIBFは挑戦者決定戦に勝利して挑戦権を得ている同級1位の和氣慎吾(古口=写真左)との対戦をオーダーしている。さらにフランプトンはフェザー級王者のレオ・サンタクルス(メキシコ=米)の名前も挙げ、階級アップの可能性も示している。

 同紙の取材に対し、フランプトンのマネジャーのバリー・マクギガン氏は、いくつかの選択肢の中で、和氣と指名試合が最も可能性が高いという趣旨の発言をした。さらに同氏は「ウィンザーパークで戦いたいが、ニューヨークやラスベガスでも戦いたい」と希望を述べた。

 同氏はかねて、リゴンドウのファイトスタイルではテレビやファンにアピールできないと考えており、リゴンドウ戦には消極的。さらに地元の北アイルランドで試合をしたという強い意向から、和氣との対戦が有力になっている模様。ただし、夏にウィンザーパークでサンタクルス戦という希望も捨てておらず、事態がどう動くかはいまのところ不透明だ。

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