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激闘男ガッティ、ブラジルに死す

2009年7月12日 20時04分

 アルゲリョに続いてまたしても元チャンピオンの訃報である。「激闘男」として特別な存在だった元2階級世界チャンピオン、アルトゥーロ・ガッティ氏が11日、ブラジル・サンパウロのホテルの部屋で、死体となって発見された。享年37歳。
 ガッティ氏はモントリオール生まれのカナダ人だが、1991年のプロ・デビューから2年前の最終戦まで49戦(40勝31KO9敗)のほとんどを米国内で戦っている。強気の喧嘩戦法でIBF・J・ライト級(95年)、WBC・S・ライト級(04年)と2度世界王座につき、デラホーヤ、メイウェザーのビッグネームとも対戦した。しかし、その名を最も有名にしたのは、なんといってもノンタイトルのミッキー・ワードとの3連戦。終始手を出し合い、全米テレビのファンの目を釘づけにした(ガッティ氏の2勝1敗)。
報道によると、ブラジル人の夫人と子供を連れて市内の高級リゾートビーチに滞在していたと。外傷は見られないともいうが、警察で詳しく調べているが、現時点で事件性の有無も含め、死因は不明。
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