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高校選抜 堤駿斗、松本圭佑、荒本一成らが優勝

2016年3月26日 17時24分

 第27回全国高等学校ボクシング選抜大会兼JOCジュニアオリンピックカップの決勝戦は26日、福島県会津若松市の河東総合体育館で行われ、男女それぞれの階級で「春のチャンピオン」が決定した。

フライ級の堤(左)は井上とのライバル対決を制した

 全国大会の決勝では3大会連続で同じ顔合わせとなったフライ級は、堤駿斗(千葉・習志野)が井上彪(宮崎・日章学園)に判定勝ち。昨年の国体に続く優勝を果たした。井上のかけるプレスに対し主導権を譲り渡さず、左ジャブ、右ストレートを随所に決めた堤は3回終了間際にはカウントも聞かせて文句なしの勝利。今大会のJOCジュニアオリンピックカップも受賞し、二重の喜びだ。

敢闘賞を獲得したライト級の齋藤(右)

 MVPにはL・ウェルター級優勝の荒本一成(奈良・王寺工)、技能賞はバンタム級今永虎雅(奈良・王寺工)、敢闘賞にライト級齋藤麗王(宮崎・日章学園)がそれぞれ選ばれた。注目のL・フライ級は松本圭佑(神奈川・みなと総合)が連覇を狙う田村拓実(広島・崇徳)との接戦を制し、念願の全国初優勝を飾った。女子の部では、MVP賞にあたる山根明会長賞、そしてJOC杯ともにフライ級優勝の並木月海(埼玉・花咲徳栄)がゲット。

各級決勝の結果は以下のとおり(左が勝者)。
■男子の部
P 重岡銀次朗(熊本・開新)[判定]今尾嵐(岐阜・中京)
LF 松本圭佑(神奈川・みなと総合)[判定]田村拓実(広島・崇徳)
F 堤駿斗(千葉・習志野)[判定]井上彪(宮崎・日章学園)
B 今永虎雅(奈良・王寺工)[判定]富施郁哉(茨城・水戸桜ノ牧高常北校)
L 齋藤麗王(宮崎・日章学園)[判定]岩崎一輝(奈良・王寺工)
LW 荒本一成(奈良・王寺工)[TKO2回1分54秒]岡田尚大(熊本・九州学院)
W 黒柳禅(栃木・作新学院)[判定]石灘隆哉(愛知・享栄)
M 新城奈津(兵庫・芦屋学園)[判定]坂本拓海(広島・広陵)
■女子の部
P 小浦菜々美(神奈川・横浜総合)[判定]野崎麗華(愛知・名古屋工学院)
F 並木月海(埼玉・花咲徳栄)[判定]宮本芽依(三重・久居)
L 濱口聖羅(岐阜・岐阜工)[TKO3回1分21秒]福島朱莉(栃木・作新学院)

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