三浦隆司（帝拳）との死闘でベルトを獲得したWBC世界S･フェザー級王者フランシスコ“エル・バンディード”バルガス（メキシコ）vs前WBO王者オルランド“シリ”サリド（メキシコ）のプレゼンテーションが31日（日本時間1日）ロサンゼルス・ダウンタウンのオルベラ広場で行われた。このタイトル戦は6月4日、ロサンゼルス近郊カーソンのスタブハブ・センターで予定される。

　プロモーターのゴールデンボーイ・プロモーションズのオスカー・デラホーヤCEOの司会でプレゼンは進行。これが初防衛戦となるバルガス（23勝17KO1分無敗）は「オルランド・サリドのような戦士と戦うことでモチベーションがとても上がっている。皆さんに激戦を提供するためにベストの状態に仕上げたい。2人の素晴らしいメキシカン戦士の戦いは、どちらも後退しないと皆さんは承知している」とコメント。

　一方、元WBO世界フェザー級&S･フェザー級王者のサリド（43勝30KO13敗3分）は「こちらも戦争の準備をしてトレーニングに入る。私たちはグレートなファイトをお見せする。年間最高試合になるようなコンディションをつくってリングに上がりたい」と激闘男らしい言葉を発した。

　デラホーヤ氏も「この一戦は最高試合候補といえる。エキサイティングなファイト間違いなしだけにファンは絶対見逃さないでほしい。ファンとメキシコが勝利するイベントになる」とPRに余念がなかった。

　両者はその後ダウンタウンの南側にあるスポーツ・ケーブル局ESPNのスタジオへ移動。スペイン語放送ESPNデポルテスの番組に出演し、決戦への抱負を語った。Photo/GBP