WBCバンタム級王者の中谷潤人が統一戦に意欲 日本人王者対決も辞さぬ構え
2024年4月13日 19時14分
2024年4月13日 18時54分
WBO・S・フライ級王者の田中恒成(畑中)が13日、都内で行われたWOWOWエキサイトマッチSPの収録にWBCバンタム級王者の中谷潤人(M.T)とともい参加。2月24日に行われたクリスチャン・バカセグア(メキシコ)とのWBO・S・フライ級王座決定戦をセルフ解説した。番組は22日(月)21時からWOWOWライブ、オンデマンドで放送される。
試合は8回にダウンを奪っての大差判定勝ち、国内3人目となる4階級制覇を達成した田中は「以前に比べて相手に対応してボクシングを組み立てるようになった」と自身の変化を説明。その上で「序盤は良かったと思うけど、ダウンを取ったあとが反省点」と語り、9回に試合を決めるべきだったと振り返った。
試合直後、IBF王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)との統一戦を目標に掲げたものの、マルティネスはWBA王者、井岡一翔(志成)との統一戦が有力視されている。ほかにWBC王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)は2階級制覇王者ジェシー・ロドリゲス(米)の挑戦を受けることが発表済みで、S・フライ級戦線は動きが活発だ。
収録後、メディアの取材に応じた田中は「他団体のチャンピオンが大きな試合になるので、自分も負けないようにいい勝ち方をしたい」と未定ながら初防衛戦への抱負を口にした。一度負けている井岡へのリベンジ、4団体統一という目標に揺るぎはない。
一方、最新ランキングで1位にランクされたKJ・カタラハ(フィリピン)は「10回というレベルじゃない」というほどスパーリングをしてきた相手だが、「仲がいいからやりにくいとかはない」と話し、やるとなれば全力で叩きのめす意思を示した。
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