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荒川仁人が日本L級王座返り咲き、徳永幸大は陥落

2016年4月16日 21時26分

 16日、島津アリーナ京都で挙行された日本ライト級タイトルマッチは、元王者で1位挑戦者の荒川仁人(ワタナベ)がチャンピオン徳永幸大(ウォズ)に10回3-0判定勝ち。ダウンを2度奪い、文句なしの判定でタイトル奪還に成功した。徳永は3度目の防衛に失敗。

左ストレートをよく決めた荒川

 サウスポーの荒川は初回にまず左をカウンター気味に当ててダウンをマーク。さらに5回にもワンツーのタイミングで左をヒットし、徳永を転がせた。前半で2度のダウンを奪った挑戦者は、5回を終えて47-46、48-46、48-45でリードした。

 劣勢の徳永もあきらめず、威力を秘めた右ストレートを繰り出して反撃。これを上下に打ち分け、8回は右アッパーの連打で逆転に望みを託した。最終回まで互いに得意パンチを好打し合う白熱の内容。最終的なスコアは96-94、95-93、96-92で荒川が支持された。

 再び日本のベルトを腰に巻いた荒川は「結果がすべてだったので、勝って先につながったことが一番です」と落ち着いた調子で喜びを語った。「ワタナベジムに移籍して、最低限の恩を返すことができました」とも。日本、東洋太平洋戦でジム選手の黒星が続いていた渡辺均会長も「荒川、ただただありがとう」とベテランに最敬礼していた。荒川は27勝16KO6敗1分。徳永は17勝11KO3敗。

◇バンタム級8回戦
大森将平[KO4回2分31秒]エスピノス・サブ
 WBOバンタム級挑戦者決定戦(2回TKO負け)以来の再起戦となる大森は現日本同級2位。相手のインドネシア王者サブに対し、慎重な立ち上がり。徐々にほぐれて体の動きも出だし、左ストレートを飛ばしていく。迎えた4回、まず左ボディショットで後退させたサブを左ストレートでぶっ飛ばし、10カウントを聞かせた。大森は16勝11KO1敗。

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