内山高志「悔しさがこみ上げている」去就は本人次第
2016年4月28日 17時14分
2016年4月28日 16時39分
ワタナベジムのWBA世界チャンピオン、S・フライ級の河野公平とL・ライト級の田口良一がともに3度目の防衛を成功させた試合から一夜明けた28日、都内のジムで記者会見を開いた。兄貴分の内山高志がまさかのKO負けを喫しただけに、2王者とも複雑な表情での記者会見となった。
3度のダウンを奪い大差判定勝ちを収めた河野は「倒したときは練習でもやったことのないくらいラッシュをかけたけど、相手の世界を獲ろうという気持ちがすごかった。ゾンビかと思った」と挑戦者インタノン・シッチャモアン(タイ)の粘りに驚嘆しつつ「途中足を使って、いくときはいって、いつもと違う組み立てができた。まだ少し伸びていると思う」と35歳にして成長を実感した試合となった。
今後は昨年入籍した芽衣さんとの結婚式を7月に予定しており「違う戦いが始まる」と報道陣を笑わせた河野。次戦は未定ながら、渡辺均会長は「夏と大みそかにできれば理想。大みそかにルイス・コンセプシオン(パナマ)との指名試合をやらせたい」との見通しを語った。
古豪フアン・ランダエタ(カシミ=ベネズエラ)に11回終了TKO勝ちした田口は「防衛できてほっとしている。中盤から足を動かして自分のスタイルができたところ、ショートパンチを打てたところは良かったが、スタートで硬かったところが反省点」と試合を振り返った。
田口のV4戦は未定ながら、複数の日本人選手が田口に関心を示している。前WBO世界ミニマム級王者でL・フライ級にクラスを上げた田中恒成(畑中)や、日本王者の拳四朗(BMB)、ランク2位には元世界王者の宮崎亮(井岡)も候補者の一人だ。田口は「この階級にはいい選手がたくさんいる。その中でボクシングで目だっていきたい」と今後の抱負を口にした。
なおテレビ東京系列で27日放送された試合中継の視聴率は平均7.8%(関東地区)だった。瞬間最高の10.1%でこれは内山の試合。同局としては合格点の数字だという。
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