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ワシントンでSM級ダブル世界戦、勝者が統一戦へ

2016年4月30日 9時41分

 明日30日(日本時間1日)米国ワシントンDCのDCアーモリーで挙行される2つの世界S・ミドル級タイトルマッチの計量が29日行われた。メインのWBC戦は王者バドゥ・ジャック(スウェーデン)が167.4ポンド(75.93キロ)、挑戦者8位ルシアン・ブーテ(カナダ)が167ポンド(75.75キロ)を計測。IBF戦は王者ジェームズ・デゲール(英)が167.6ポンド(76.02キロ)、挑戦者3位ロヘリオ・メディナ(メキシコ)が167.8ポンド(76.11キロ)。4選手ともリミットの168ポンドを下回った。

小差判定が続く王者ジャック(左)と挑戦者ブーテ

 ジャック(20勝12KO1敗1分)は昨年4月、予想不利ながらアンソニー・ディレル(米)に2-0判定勝ちで戴冠。9月の初防衛戦も賭け率で不利だったがジョージ・グローブス(英)に2-1判定勝利。しぶとく王座に君臨する。今回のV2戦の相手にはフリオ・セサール・チャベスJr(メキシコ)が有力だったが、キャンプ中にチャベスJrが辞退し元IBF王者ブーテ(32勝25KO3敗)が抜擢された。IBF王座を9度守ったブーテは昨年12月のデゲール戦に続く世界アタック。米国リングには12年ぶりの登場となる。

元金メダリストのデゲール(左)と挑戦者メディナ

 デゲール(22勝14KO1敗)は英国人として初めてオリンピック金メダリストからプロで世界王者に就いた(元ヘビー級王者レノックス・ルイスはソウル五輪にカナダ代表として出場)。昨年5月、アンドレ・ディレル(米)から2度ダウンを奪い、カール・フロッチ(英)の引退による王座を継承。ブーテを下して初防衛を果たした。

 IBF1位ホセ・ウスカテギ(ベネズエラ)との指名試合が通達されたが、ウスカテギが辞退したためメディナ(36勝30KO6敗)が初の世界戦の舞台に上がる。27歳のメディナは4連続KO勝ち中。先月WBO王座を獲得した同胞ヒルベルト・ラミレスに続きメキシコ人2人目のS・ミドル級王者を目指す。

 勝者同士が今年後半、王座統一戦に臨む筋書きだが、計量会場にはWBC1位カラム・スミス(英)の姿が。ジャックvsブーテの勝者との対戦を希望する。それでもスミスは「私は(WBCの)指名挑戦者だけど、もし統一戦が優先されるのなら私の番が回ってくるまで待てる」と発言している。Photos/BoxingScene.com

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