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5.8初防衛戦の八重樫東「自分らしい試合を」

2016年4月30日 16時35分

 5月8日の有明コロシアムで初防衛戦を行うIBF世界L・フライ級王者の八重樫東(大橋)が30日、横浜市内のジムで練習を公開した。27日の世界タイトルマッチで拓殖大の先輩である内山高志(ワタナベ)がWBA世界S・フェザー級王座の12度目の防衛に失敗してまさかの陥落。八重樫は「ボクシングは何が起きるかわからない」と気を引き締めた。

最終調整に励む八重樫、リミットまであと3キロ弱

 同級10位マルティン・テクアペトラ(メキシコ)との初防衛戦を控える八重樫にとって内山の王座陥落劇は衝撃だった。絶対王者の敗戦について「少なからずショックを受けた。ただ、内山先輩はいつまでも内山先輩なので、これからも背中を追いかけていきたい」とした上で、「内山先輩は勝って当たり前という雰囲気でずっとやってきた。いろいろなボクサーがあの試合を見て“ボクシングは怖い”とあらためて感じたと思う」と日本中のボクサーの気持ちを代弁した。

 八重樫にとっても今回の防衛戦は、過去の井岡一翔(井岡)との2団体統一戦や、怪物ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)戦、あるいは3階級制覇をかけた前回の試合に比べると、危機感を持ちにくい状況だ。しかし八重樫は「格下とか、格上とか、勝って当たり前とか、自分はそういう立ち位置にはいない。八重樫が絶対に有利だと言われたこともない」と言い切り、高いモチベーションをキープしていることを強調した。

 挑戦者テクアペトラについては「メキシカンらしい勇敢なファイター。ふたを開けてみないとわからないが、激しい試合になると思う」と語り、打撃戦も辞さない構え。飛ぶ鳥を落とす勢いのWBO世界S・フライ級王者、同門の井上尚弥とのダブル世界タイトルマッチだけに「技術も大事ですけど、八重樫らしいと言ってもらえるような試合をしたい」と己の生き様をリングで示すつもりだ。

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