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スーパー王者復帰のリゴンドウ、次戦はどうなる?

2016年5月18日 10時34分

 WBA世界S・バンタム級スーパー王者に復帰したギジェルモ・リゴンドウ(キューバ=写真)が次戦に向けて動き出している。S・バンタム級は王座統一戦とカール・フランプトンのタイトルはく奪の影響で、王座をめぐる状況が複雑化。はたしてリゴンドウはどのような形でリングに帰ってくるのだろうか。

 WBAは2015年、リゴンドウの不活動を理由にスーパー王座を取り上げ、休養王者にポジションを格下げした。今年2月には、正規王者スコット・クイッグ(英)とIBF王者カール・フランプトン(英)が統一戦を行い、WBAはこの勝者に対してリゴンドウとの“統一戦”を義務付けたが、勝者のフランプトンがこれに興味を示さず、WBA世界フェザー級スーパー王者レオ・サンタクルス(メキシコ=米)への挑戦が決定。フランプトンの王座がはく奪となり、リゴンドウがスーパー王者に復帰した。

 これを受けてWBAはリゴンドウと1位(暫定王者)モイセス・フローレス(メキシコ)との対戦をオーダー。フローレスは6月11日に11位パウルス・アンブンダ(ナミビア)と対戦することが決定している。一方のリゴンドウ陣営は、WBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英)、あるいは同じ英国のWBA・S・バンタム級13位ジェームス・ディケンズとの対戦を模索しているという。

 WBAのヒルベルト・メンドサJr会長は「これは一種のトーナメントだ。リゴンドウとマクドネル、あるいはディケンズの勝者がフローレスとアンブンダの勝者と戦う。さらにこの試合の勝者がシャオとセルメニョの勝者と戦う。そして私たちはただ一人のWBAチャンピオンを持つことになる」と王者の減少を強調した。

 シャオとセルメニョとは、2位チョウ・シャオ・ジュン(中国)と8位ネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)のことで、6月24日に北京で“空位”のWBA世界S・バンタム級王座をかけて争うことが既に決定。再びチャンピオンを増やし、それから減らすという、何とも手間のかかる手続きとなっている。

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