2016年5月31日火曜日

バルガスvsサリド、三浦隆司とロマチェンコが熱視線

 WBC世界S・フェザー級タイトルマッチが6月4日(日本時間5日)、米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで行われる。昨年11月、三浦隆司(帝拳=写真左)との激闘で年間最高試合賞を受賞した王者フランシスコ・バルガス(メキシコ)が元世界王者オルランド・サリド(メキシコ)を迎える初防衛戦に、2人のトップボクサーが熱い視線を注ぐ。

 その一人はもちろん前チャンピオンの三浦だ。昨年の試合は三浦のラスベガス進出第一戦で、米メディアの選ぶ年間最高試合賞を総ナメしたが、どんなに評価されても王座陥落の事実は重かった。三浦は5月7日、世界王者返り咲きを見据え、チューンアップファイトを済ませている。世界戦の相手はだれでも構わないとはいえ、バルガスにリベンジしてベルトを取り戻せれば最も理想的だ。心の中でライバルの勝利を願いながら、注目の一戦を見守ることになる。

 一方「サリドを応援する」と公言しているのが前WBO世界フェザー級王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ=写真右)だ。五輪2大会連続金メダリストの鳴り物入りでプロデビューしたロマチェンコは2014年3月、プロ2戦目でWBO世界フェザー級王者だったサリドに挑戦して屈辱の敗北を喫した。

 6月11日ニューヨークでWBO世界S・フェザー級王者ローマン・マルティネス(プエルトリコ)に挑戦するロマチェンコは「私はサリドを応援する。彼が勝てば私がリベンジできるからだ。それが大きなモチベーションになっている」とコメント。互いに世界王者となり、リベンジマッチの舞台を統一戦にするのがウクライナ人の描く青写真だ。