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佐藤矩彰が5年ぶり復帰の伊藤に判定勝ち

2016年7月26日 21時42分

  戸髙秀樹ジム主催「ザ・グレイテストボクシング」が26日、後楽園ホールで行われ、メインイベントのS・ライト級8回戦は、日本S・ライト級6位の佐藤矩彰(新日本木村)が元日本ランカーの伊藤和也(宮田)に3-0判定勝ちした。

伊藤のしつこさに屈せず勝利の佐藤(右)

◇S・ライト級8回戦
佐藤矩彰(新日本木村)[3-0(77-76、80-72、78-74)]伊藤和也(宮田)
 4月に細川バレンタイン(宮田)に勝利し、日本S・ライト級6位にランクされたサウスポーの佐藤は出入りをしながらコンビネーションを繰り出すボクシング。2011年7月の日本同級王座決定戦以来、5年ぶりに復帰した伊藤は佐藤の右フック、左ボディを食らいながら、持ち前のしつこさで佐藤に圧力をかけていった。伊藤がゾンビのごとく前に出て手を出し、佐藤がこれをしのぐという構図のまま試合は進行。佐藤は最後まで乱戦に巻き込まれず、終盤は有効打を増やしてフィニッシュした。佐藤は4勝1敗1分。伊藤は11勝6KO5敗。

濱田(左)と将太は最後まで接戦の末ドロー

◇S・フライ級8回戦
濱田修士(REBOOT)[引き分け1-1(78-75、76-77、76-76)]ガンバレ将太(戸髙秀樹)
 将太は日本フライ級12位の濱田を食ってやろうと気迫十分。ジャブとワンツーで濱田に迫り、連敗中の濱田もジャブを軸にコンビネーションで攻め、互いに譲らぬ展開。中盤は将太のボディ攻めで濱田にダメージを与えたが、濱田も7回に右を決め、将太の右目上部を切り裂く。最終回は打ち合って終了。有効打で上回った印象の濱田は13勝2KO8敗5分。手数で勝りながらあと一歩及ばなかった将太は12勝2KO6敗1分。

◇54.0キロ8回戦
大塚隆太(鴻巣茂野)[TKO6回1分54秒]チャイヤラット・シーサケットパッタナー(タイ)
 日本S・フライ級11位の大塚は昨年大みそかに日本王者の石田匠(井岡)に挑戦して4回TKO負けして以来のリング。初回、いきなりチャイヤラットの攻勢にあい、右を食らってダウン。2回からジャブを軸に立て直し、時折パンチをもらう不安定な戦いながらも徐々にリードを広げ、5回に右でチャイヤラットを2度キャンバスへ。6回に試合を終わらせた。再起成功の大塚は16勝6KO9敗2分にした。

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