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8.20世界戦の高山勝成、仕上げは大平剛とスパー

2016年8月10日 23時03分

  WBO世界ミニマム級王座決定12回戦(20日・兵庫県三田市立駒ヶ谷体育館)で同級1位の加納陸(18=大成)と争う同級2位で前IBF世界同級王者の高山勝成(33=仲里)が10日、大阪市大正区の仲里ジムで練習を公開した。2年前の大みそかにIBF・WBO同級決定戦で戦ったサウスポー大平剛(31=花形)と5ラウンドのスパーリング。鋭くパンチをまとめ、好仕上がりをアピールした。

高山(右)は大平とのスパーで最終調整

 大平との試合で4団体制覇を達成した高山は、昨年の大みそかにIBF王座の3度目の防衛に失敗。8ヶ月ぶりのリングとなるが、王座復帰へ意欲十分。加納が18歳9ヶ月4日での世界挑戦で、井岡弘樹(井岡弘樹ジム会長)が持つ18歳9ヶ月10日の国内最年少世界王座獲得記録の更新を目指すが、高山も16度目の世界戦で6度目の世界タイトル獲得記録がかかる。

 今回はサウスポーの加納対策で近畿大学ボクシング軽量級のサウスポー部員3人と3日間計18ラウンド、花形ジムに出向き大平とスパーリングを重ねるなど、これまでに60ラウンドの実戦練習を積んだ。昨年大みそかの防衛戦は古傷の両目上のカットを恐れてスパーリングができなかっただけに、万全の態勢で臨めそうだ。

 この日、大平とのスパーリングでは高山はフットワークを生かして、左ジャブの連打からボディへの集中打や、右カウンターを狙い打つなど激しい動き。集中打を受けた大平は「パンチにキレがあって、動きもシャープ。試合当日はもっと馬力が出ると思いますよ」と高山の強さを評した。高山は「体重もあと1キロぐらいで、順調にきている。(加納は)ここまでよく来たと思うが、ここから先の戦いは別次元」とキャリアをにじませる発言。

 試合は20日午後2時40分からテレビ大阪、テレビ愛知で実況中継、TVQ九州放送で20日25時55分から録画放送される。東日本では放送されない。

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