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ポベトキンとスタイバーンで暫定戦、WBCヘビー級

2016年8月18日 13時24分

 WBCは17日、薬物違反疑惑が持ち上がっていたヘビー級1位のアレクサンデル・ポベトキン(ロシア)について、処分を課さないと発表。合わせてポベトキンと2位バーメイン・スタイバーン(ハイチ=カナダ)に暫定王座決定戦の交渉に入るようオーダーした。暫定戦の開催は、王者デオンタイ・ワイルダー(米)の戦線離脱によるもの。

 ポベトキンは5月、モスクワでワイルダーに挑戦する予定だったが、4月に実施されたドーピング検査で、今年1月から禁止薬物に指定されたメルドニウムが検出され、試合は直前に延期が決定。ワイルダーは代わりに7月、クリス・アレオーラ(米)との選択防衛戦を行ってKO勝ちした。

 この間ポベトキンは「メルドニウムを使ったのは2015年の後半であり、それ以降は使用していない」と身の潔白を主張。その後、WBCは検出されたメルドニウムが非常に少量であったことなどから「ポベドキンが2016年に入ってメルドニウムを使用したと証明することはできない」とし、処分しない方針を固めた。

 一方、ワイルダーはアレオーラ戦で右腕を負傷し、試合後に手術を受けた。これにより復帰は来年になる見通しで、WBCは1位に据え置いていた元WBAレギュラー王者ポベトキンと2位で元WBC王者のスタイバーンに暫定王座決定戦の権利を与えた。

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