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ドネアが11.5パッキャオ復帰戦のセミに登場

2016年9月2日 9時25分

 WBO世界S・バンタム級王者ノニト・ドネア(フィリピン=写真右)が11月5日、ラスベガスのトーマス&マック・センターで予定されるマニー・パッキャオ(フィリピン=写真左)vsジェシー・バルガス(米)戦のセミファイナル格で防衛戦を行う運びとなった。主催のトップランク社のボブ・アラム・プロモーターがメディアに通達した。

 ドネア(37勝24KO3敗)は以前「マニーのアンダーカードで試合をするのはイヤだ」とプライドを感じさせる発言をしたが、母国のスーパースターをサポートし、ビッグステージに立てることから今回は歓迎の姿勢。大物とのビッグファイトを渇望しているが、今は待つしかなく、相手にはWBO1位で指名挑戦者のジェシー・マグダレノ(米)の名前が挙がる。

 同じトップランク傘下のマグダレノはこれまで23勝17KO無敗。マネジャーのフランク・エスピノサがドネアのキャメロン・ダンキン・マネジャーと交渉中。マグダレノ本人によると「信号がグリーンに変わるのを待っている状態」というから実現の可能性は大きい。

 ただマグダレノが最近の数試合をフェザー級やS・フェザー級のウエートで戦っていることから「果たして122ポンド(S・バンタム級)の体重をつくれるのか?」と見る関係者もいる。またトレーナーのジョエル・ディアス(ティモシー・ブラッドリーらを指導)と別れたことも戦力に影響するかもしれない。

 なおパッキャオがバルガスに挑むWBO世界ウェルター級タイトルマッチをメインにするイベントはHBOが拒否したことでテレビ放映(PPV)が宙に浮いており、アラム氏らは頭を悩ませている。

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