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伊藤雅雪が練習再開 ロマチェンコ超え目指す!

2018年9月6日 19時08分

 WBO世界S・フェザー級チャンピオンの伊藤雅雪(伴流)が6日、都内のジムで7月の世界王座獲得以来となるジムワークを再開した。初防衛戦は未定ながら、伊藤は現役最強との呼び声もあるWBAライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)を新たなターゲットに掲げた。

祝勝会続きも節制を忘れなかったという伊藤

 伊藤は7月28日、米フロリダ州でクリストファー・ディアス(プエルトリコ)との王座決定戦に快勝。ベルトを巻いて帰国後は「夕飯が家で食べられない」ほど祝勝パーティーなどで多忙な日々を過ごしたが、頭の中ではしっかりと新たな目標を描いていた。

「世界チャンピオンという目標を達成して次に何を目指そうかと思ったとき、あと1、2年でロマチェンコを追い越すつもりでやらないとダメだと思った」。伊藤の周辺階級で最高の相手がロマチェンコなら、それを目指さない手はないということだろう。

「あと1、2年でロマチェンコを追い越すつもり」

 もともと伊藤の前にWBO・S・フェザー級のベルトを巻いていたのがロマチェンコ。当時はランキング上位ながら世界的に無名の伊藤がロマチェンコの対戦相手に選ばれることはなかった。しかし世界チャンピオンになったことで「キップを手にできた」というのが伊藤の感覚だ。

 もちろん現状でロマチェンコに勝てると思っているわけではないが、伊藤はそれなりの自信を持っている。

 というのもビジョントレーニングやフィジカルトレーニング、接近戦など取り組んで日の浅い練習が多く、こうした練習の成果が本当に発揮されるのはこれから。PNFトレーニングでけがも減った。「まだ自分に伸びしろを感じている」というのが自信の根拠だ。

この日は入念なシャドーとストレッチで汗を流した

 大きな目標を達成するためには、目の前の試合で結果を出していくことが絶対条件となる。初防衛戦は未定ながら、団太郎会長は「1位のロシア選手と指名試合になる可能性が一番高い」と、20勝10KO無敗のエフゲニー・シュプラコフの名前をあげた。

初防衛戦は12月を想定、指名試合が有力

 この指名試合をクリアし、より名前のある選手と試合をしていくというのが伊藤の描く理想。「アメリカでいい試合をすれば道が開けると思う」。「パッキャオのような存在になっていけたらと漠然と思っている」。乗りに乗っているチャンピオンは自分への期待に満ちている。

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