ゴロフキンvsブルック、世界狙う村田諒太が予想
2016年9月9日 16時23分
2016年9月9日 15時18分
あす10日後楽園ホールでゴングを聞く「第553回ダイナミックグローブ」の計量が9日、日本ボクシングコミッションで行われ、メインの日本S・フェザー級タイトルマッチは、王者の尾川堅一(帝拳)、挑戦者1位の松下拳斗(千里馬神戸)ともに58.8キロでリミットをクリアした。
昨年12月に内藤律樹(E&Jカシアス)を下して王者となった尾川はこれが2度目の防衛戦。18勝15KO1敗と強打が売りのチャンピオンは、縦の動きを際立たせるべく、サイドの動き、横からのパンチに磨きをかけてきたという。今回はキャリア50戦のベテラン、松下が相手だが「何かしら作戦を立ててくると思うが、自分のスピードとパワーで叩き潰し、キャリアを見せる前に終わらせる」と力強く言い切った。
WBC12位、IBF8位、WBO13位と世界ランク入りもしている尾川。「年内に3度目の防衛戦をして、それが1位の選手か内藤くんかは分からないけど、それをしっかり勝って、来年中には世界に挑戦したい」と青写真を描いた。
35歳のベテラン松下は、これまでの戦績が50戦して34勝13KO9敗7分。日本タイトルはS・バンタム級(暫定含む)、S・フェザー級合わせて5度の日本王座挑戦に失敗しており、今回が6度目のタックとなる。これまでの技術ばかりに頼るボクシングを反省し“自分超え”をテーマにしてメンタルの強化に取り組んできた。「お客さんにいつもと違うなと思わせたい」と松下。勢いのある尾川をストップして、一気にのし上がるつもりだ。
セミでは元WBC世界フライ級王者の五十嵐俊幸(帝拳)がデヌア・シスヨー(タイ)とS・フライ級8回戦を行う。昨年の全日本新人王で日本ウェルター級9位の永野祐樹(帝拳)は田岡大(タキザワ)と同級6回戦。
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