「エキサイトマッチ－ボクシング新時代を語り尽くす－」と題したWOWOWぷらすとの公開収録が15日都内で開かれた。WOWOWエキサイトマッチのレギュラー陣に、WBO&IBF世界ミドル級3位の村田諒太（帝拳）とボクシング通のタレント関根勤が加わり、招待された100人を超すファンの前で熱いトークを繰り広げた。

　参加者たちは現在のボクシング界をリードする7人のスター選手を軸にトークを展開。ミドル級3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン（カザフスタン）、そして世界初挑戦に話題が及ぶと、村田は「いい時期を迎えているので、チャンスがあればいつでも挑戦できる状態」と話つつ「まずはゴロフキンと戦う前に自分の力を証明する必要がある」と続け、WBO世界同級王者ビリー・ジョー・サンダース（英）の名前を挙げた。

　村田がターゲットするサンダースは故障で10月22日に予定していた防衛戦を11月26日に延期したばかり。村田がチャレンジできるとしても来春以降になりそうな気配だが、本人は「もっと強くなれるチャンスだと思っている」と現状をプラスにとらえた。

　トークは直近のビッグマッチ、11月5日（日本時間6日）ラスベガスで行われる元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ（フィリピン）の復帰戦ついても花を咲させた。村田は「バルガスも右ストレートのカウンターを狙うので、パッキャオにとって簡単な試合にはならない」と予想。対戦相手のWBO世界ウェルター級王者ジェシー・バルガス（米）がアップセットを起こす可能性について言及した。

　パッキャオとバルガスの一戦は、11月6日午前11時からWOWOWプライムで生中継される。アンダーカードではWBO世界S･バンタム級王者ノニト・ドネア（フィリピン）がジェシー・マグダレノ（米）と防衛戦を行う。